歯科医院といえば虫歯というイメージがあるのが一般的だと思いますが、実際に歯科医院で行える治療って何があるのか正確に知らない人がほとんどではないでしょうか。 虫歯の治療だけではない歯科医院の治療内容について見ていきましょう。 ここで歯科医院について知ることによってあなたが抱えていた悩みが解決できるかもしれません。

もしかして歯肉炎、歯周病?どうする?

歯を磨いていたら、歯茎から血が出たという経験をした人は多いでしょう。
毎日のように出血するから慣れてしまったという人もいるかもしれません。
しかし、健康な歯茎であれば、歯磨き程度で出血することはありません。
血が出るということは、歯肉炎や歯周病の疑いがあります。

歯肉炎はその名の通り歯肉、つまり歯茎に炎症が起きている状態です。
歯茎が腫れているので、歯を磨くと出血します。
ただ、痛みがないので多くの人がそのまま放置して悪化させてしまいます。
歯肉炎を放置してはいけないということの認識の低さがそうさせてしまっているのでしょう。
歯肉炎の段階であれば、きちんと磨けば自然治癒しますし、治療を受ければ健康な状態に戻ることが可能です。

しかし、悪化させてしまうと炎症が歯茎だけでなく歯を支えている骨にまで進んでしまいます。
重症化すると、歯茎から膿が出て口臭がしたり、歯が抜けてしまうこともあります。
この段階まで進むと、歯肉炎ではなく歯周炎と呼ばれるようになります。
歯周病というのは、歯肉炎と歯周炎を合わせた言い方です。

もし、歯磨きの際に出血があればそれは歯茎が腫れている証拠です。
歯周病は年を取った人がなるというイメージを持つ人もいますが、若年性の歯周病も増えています。
若年性の場合、10代や20代でかかる人も少なくありません。
歯周病の原因は、磨き残しを細菌が分解することでできるプラークです。
プラークはやわらかいので歯磨きによって落とすことができますが、そのままにしていると唾液中のカルシウムと結合して硬くなり歯石になります。
歯石は歯ブラシでは落とせないので、専用の器具を使って歯科医院に行って取り除く必要があります。

歯周病の治療は、菌の増殖を防ぐためにお口の中をきれいにすることが求められます。
自宅での歯磨きも治療の一環として行われますし、歯石の除去も必要です。
歯石が歯茎の中まで入り込んでしまうと、麻酔をしてしっかり除去します。
歯周病で溶かされてしまった骨はすぐには健康な状態に戻りません。
治療は長くかかることもあるので、最後まで通うことが大切です。

歯周病になるとお口の健康が阻害されてしまいます。
それに加えて、歯周病の菌はお口だけでなく血液を通して全身に回ることが分かっています。
糖尿病になるリスクが高まりますし、糖尿病と歯周病を併発してしまうと、それだけで重症化しやすくなります。
毎日の歯磨きによって、お口の健康はもちろん、全身の健康を守ることができます。
プラークを取り除く歯磨きのやり方は、歯科医院に行くことで教えてもらえます。